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平成20年 残暑見舞い

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目黒川船入場 (Meguro Riverside Park)



    残暑お見舞い申し上げます


          平成20年8月17日 チ ビ


 ここ数日の最高気温は34℃台と暑かったが、今日は一転して23℃。ここは軽井沢かツ。
 その差なんと11℃。気温の激変で体調を崩さないよう気をつけようね。暦の上では8月7日の立秋が過ぎて、今度の土曜日の8月23日が処暑(しょしょ)。処暑には暑さが止むという。


 ここは昭和の初期に船を導き入れるために川を切り開いて築かれた船入場(ふないりば)の跡なんです。現在は地下部分は調整池に、上部はこのように公園になっていて、「川の資料館」がある。

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川の資料館

 「川の資料館」には調整池の模型がある。目黒川の水位がある一定条件に達すると、深さ30メートル、84,000立方メートルの調整池に流れ込むようになっている。昭和60年(1985)に着工して、完成には5年もかかったという大工事だった。この調整池に目黒川の水が入ったのは過去に4回。
① 平成15年(2003)10月13日の集中豪雨
② 平成16年(2004)10月09日の台風22号
③ 平成16年(2004)10月20日の台風23号
④ 平成17年(2005)09月04日の集中豪雨
 こうやって洪水になるのを防いでくれているんだニャ~。


ある一定の条件とは、 目黒川の水位が30分で3センチ上昇すると、調整池に入り始める。そうしておかないと一気に水嵩(みずかさ)が増えて手に負えなくなってしまう。川に沿って100メートルの水の取り込み口は最後の砦。

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川の水の取り込み口

 川の水の取り込み口を確かめようと、川の向こう側に回ってみた。ここからだと、目黒川に面して100mにわたって細長い口が開いているのが良く分かる。地下調整池って縁の下の力持ちといった感じだニャ~。

8、4万立方mは、テニスコート10面分の広さに8階建てのビルの容量に相当する。こんな大きな調整池が地下にあるとは驚き。

今年5月に完成した神田川・環状7号線地下調整池は55万立方m。
渋谷川(古川)が流れる麻布十番周辺では度々洪水が起こるので、川の下3、3kmにわたって13万5千立方mの調整池を建設するという。
都心では地価が高いので、道路の下とか川の下とかに調整池を作るしかない。

(チビの日記!!チビの時候のご挨拶)

by chibi-papa | 2008-08-17 13:33 | チビの時候のご挨拶  

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