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24・03・25 蓮如上人

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東本願寺(台東区西浅草)

 今から513年前の今日、浄土真宗の中興の祖・蓮如上人が84歳の生涯を閉じた。蓮如上人の布教は、親鸞の教えを平易な言葉で綴った手紙の形で説かれている。浄土真宗とは、「浄土を顕かにする真実の教え」という意味。

蓮如(れんにょ) : 室町時代中期の僧。本願寺第8世。衰退の極みにあった本願寺を再興した。

 東本願寺(別院)は神田明神下にあったが、三百五十年前の1657年の明暦ノ大火(振袖火事)で焼失。浅草に移転してきた。本願寺のことを門跡(もんぜき)ということから、東門跡とか浅草門跡ともいわれる。

西本願寺(別院)が築地本願寺と言われているのは、明暦ノ大火で馬喰町から築地に移転して来たため。
江戸時代に流行った付け足し言葉に 『嘘を築地のご門跡』 というのがある。

付け足し言葉 : 普段使う言葉の後ろに余分な言葉を付け足して遊ぶことを目的とした言葉
・ あたりき車力よ 車曳き
・ 恐れ入谷の 鬼子母神
・ おっと合点 承知之介
・ 驚き 桃の木 山椒の木
・ その手は桑名の 焼蛤(やきはまぐり)
・ 何か用か 九日 十日
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by chibi-papa | 2012-03-25 19:48 | チビのお出かけ  

梅屋敷公園24・03・24

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京浜急行電鉄・梅屋敷駅

 梅屋敷ってちょっと変わった駅名だニャ~。お化け屋敷に幽霊屋敷、武家屋敷に代官屋敷、ゴミ屋敷に花屋敷、それに梅屋敷か。屋敷にもいろいろある。うちは違うけど猫屋敷というのもある。近くに聖跡蒲田梅屋敷公園があることから名付けられた駅名なんだニャ。

30万種もあるという苗字の中には「猫屋敷」という珍しい苗字(岩手県発祥)がある。

 梅屋敷駅は品川→北品川→新馬場→青物横丁→鮫洲→立会川→大森海岸→平和島→大森町の次で、京急蒲田の一つ手前の駅。高架工事中で、現在は下り線ホームは地上駅で、上り線ホームは高架駅になっているが、2年後の完成を目指している。
  
 「汽笛一声新橋を~」 で始まる ♪ 鉄道唱歌の4番は 「梅に名を得し大森を~」 とある。梅屋敷のことが歌に折り込まれている。 
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梅屋敷公園(大田区蒲田3-25-6)
e0031605_19581114.jpg 第11代将軍・徳川家斉の治世の頃、「蒲田の梅屋敷」といわれて江戸の名所だった。広重の浮世絵(「名所江戸百景27.蒲田の梅園)にも描かれている。 

 現在の正式名称は聖跡蒲田梅屋敷公園という。聖跡とか聖蹟(共にせいせきと読む)というのは天皇陛下が行幸(ぎょうこう)した場所を指していて、「明治天皇行幸所蒲田梅屋敷」の碑がある。明治天皇は何度もここを訪れたという。

寒過ぎて 今年の梅に 逢いに行く (チビ)

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梅屋敷公園・紅梅
 
 この公園は京浜急行電鉄の線路と第一京浜国道に挟まれていて、京急の開通それに国道の拡幅で、徐々に公園は削られ続けてきた。今また、京急の連続立体交差化事業のためヤードとして公園の一部が使用されている(高架工事終了後には復元される予定)。 
 第一京浜国道がさらに拡幅されることになっていて、そうなると公園の半分が削られてしまう。拡幅工事は880メートル手前までに迫ってきている。


行く末や 細る梅観る 梅屋敷 (チビ)
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薭田神社(大田区蒲田3-2-10)

 薭田(ひえだ)神社の薭には艹(草冠)が付いている。江戸後期の1800年に氏子により寄進されたこの花崗岩製の鳥居はつり合いが良く、安定した姿で美しい(大田区指定文化財)。かなり古い格式を持つ郷社のようだ。

 社伝によれば飛鳥時代の709年にまで遡れるというが。明治元年(1868年)、神仏分離令により隣接する栄林寺と分離した。
 
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薭田神社・紅梅

 社殿の右の狛犬の脇に紅梅(こうばい、音読み)。左には白梅(しらうめ、訓読み)。白梅の方には鶯(春告鳥)が1羽、2羽・・・5羽も。驚かさないようにそっと見る。神社の鶯、時は来たと声をたてて唄ってる。春本番。
 梅に鶯とは良く言ったものだ、絵になるニャ~。狛犬に猫。これも絵になるかニャ?


紅白に 梅満開の 温かさ (チビ)


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by chibi-papa | 2012-03-24 15:11 | チビのお出かけ  

24・03・20 椿公園 

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大原の椿公園

 椿観賞会は3月11日迄で、10日ばかり遅れてやって来た我々。他に人は殆どいない。でも、桜と違って一斉に咲くわけでないので、静かに観賞できた。

陽溜まりに ついウトウトと 箱座り (チビ)

 房総半島の夷隅(いすみ)市大原にある椿公園は公園というよりかなり自然に近い状態で、猪侵入防止の電気柵が張り巡らせてある。夜間には電気が流れるというが、日中でも陽が陰っている時は電気が通るという。チビによく言い聞かす。
 
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赤い椿

椿咲き 気が入れ替わる 陰と陽 (チビ)

「椿」の字は日本産の国字。我が国で「木」偏の字を発明し、それに旁に「春」と書いて「つばき」とした。

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白い椿

陰と陽 気が入れ替わり 龍登る (チビ)

「つばき」の漢字は「海石榴」。「うみざくろ」とは読まない。

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椿の森大吊橋

 春分ノ日はお彼岸の中日で、陰陽(昼夜)の気が入れ替わりこの日を境に昼が徐々に長くなる。古代中国では 「龍、天に登る」 と説かれた。
 彼岸会(ひがんえ)は春分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のことで、今年は3月17日(彼岸の入り)から23日(彼岸明け)までをいう。


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70mの大吊橋

 彼岸会の中日の20日に先祖に感謝し、残る6日は悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目である六波羅蜜を1日に一つずつ修めいく。

中日の前半
・3月17日:分け与える。お布施。
・3月18日:戒律を守る。在家の場合は五戒を守る。
・3月19日:耐え忍ぶ。
中日の後半
・3月21日:努力する。
・3月22日:心を集中して、散乱する心を安定させる。
・3月23日:物事をありのままに観察することによって、本源的な智慧を発現させる。


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眼下に40mの小吊橋
 
 どんどん山を登って行くと展望台がある。東方には広大な太平洋の海原が盛り上がって見える。展望台に立つと、まるで龍に乗って天空を駆け登ってるようだ。
 春分ノ日の今日から春。立夏の前日(今年は5月4日)まで春。


二十四節気と七十二候
○ 春 分(太陽黄経0度、3月20日)
 初候:雀始巣(すずめ はじめて すくう)
 ・次候:桜始開(さくら はじめ てひらく)
 ・末候:雷乃発声(らい すなわち こえをはっす)

○ 清 明(太陽黄経15度、4月4日)
 初候:玄鳥至(げんちょう いたる)
 ・次候:鴻雁北(こうがん きたす)
 ・末候:虹始見(にじ はじめて あらわる)

○ 穀 雨(太陽黄経30度、4月20日)
 初候:葭始生(よし はじめて しょうず)
 ・次候:霜止出苗(しもやんで なえいず)
 ・末候:牡丹華(ぼたん はなさく)

○ 立 夏(太陽黄経45度、5月5日)
季節は巡る。
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by chibi-papa | 2012-03-20 21:15 | チビのお出かけ