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石神井公園(練馬) (5) 16・09・11

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水辺観察園

 西武池袋線の石神井公園駅から徒歩5分(西武新宿線の上石神井駅でないので注意)の石神井(シャクジイ)公園は、石神井池(ボート池)と三宝寺池(湧水池)を中心に成っている。
 石神井池は昭和8年に石神井川への水路を人工的に堰き止めたものであるが、三宝寺池は古来より武蔵野台地からの地下水が湧き出る池で、井ノ頭池、善福寺池とならび武蔵野三大湧水池として知られている。

 三宝寺池には、国の天然記念物に指定されているミツガシワ、真菰(マコモ)など氷河期から遺存してきたといわれる沼沢植物群落(ショウタク ショクブツ グンラク)がある。


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三宝寺池(1)

 梅林側より三宝寺池の浮き島を望む。
 池の南側台地に居城(石神井城)していた豊島氏は、室町時代後期に太田道灌(オオタ ドウカン)に追われ、伝説では家宝の黄金の鞍を載せた白馬に跨り(マタガり)三宝寺池に身を沈めたという。


史実では、石神井城主は落城の時(1477年4月28日)に死んでおらず、翌年 再挙している。

 娘の照姫は父の後を追い、池に身を投じたという哀話が語り継がれている。その照姫を偲んで、毎年落城の時期の4月下旬に 「照姫まつり」 が行われる。

今年の照姫まつりは4月25日(日)だった。 

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三宝寺池(2)

 野鳥誘致林側より三宝寺池を望む。
 来月下旬になると、冬の渡り鳥の尾長鴨(オナガガモ)、金黒羽白(キンクロハジロ)などの水鳥が飛来して来るという。ここが東京23区内とは、とても思えない。


石神井川 : 源流は花小金井南町あたり。三宝寺池から流れ出す水はその石神井川に入り、豊島園の園内を流れ、王子駅の下を通って隅田川に注いでいる。

石神井川流域には豊島氏の石神井城(練馬区)、練馬城(練馬区)、平塚城(北区)があった。練馬城は今は遊園地・豊島園になっている。
平塚城はJR京浜東北線・上中里駅に隣接した平塚神社辺りにあった。平塚神社に隣接している滝野川公園は豊島郡衙があった場所。ということは、平安時代以来の名族だった豊島氏は水と郡衙(ぐんが、郡都のこと)を押さえていた。

武蔵国は21郡(江戸中期から22郡)からなっていて、豊島郡は豊島氏の勢力下にあった。現在の東京23区は次のとおり。
豊島郡(練馬区、板橋区、北区、荒川区、台東区、文京区、豊島区、新宿区、渋谷区、中央区)
荏原郡(品川区、大田区、目黒区、世田谷区、港区、千代田区)
多摩郡(杉並区、中野区、世田谷区の一部)
足立郡(足立区)
葛飾郡(葛飾区、江戸川区、墨田区、江東区)

(チビの日記!!チビのお出かけ 5)
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by chibi-papa | 2004-09-11 00:00 | チビのお出かけ