レイクタウン~草加公園(151)20・05・03 

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大相模調整池・北池

 JR武蔵野線・越谷レイクタウン駅が平成20年3月15日に開業したばっかり。ここに22,400人が住む街をつくるという。駅の北側に見田方遺跡公園が広がりその先に大相模調整池・北池がある。
 上野・不忍池の3倍もある調整池は、中川に合流する直前の元荒川(もとあらかわ)の水位が上がった時、地域一帯を洪水から守るため元荒川の導水門から水を引き込んでここで貯留してから、中川の排水門から流し出すという(普段は水深1m~1m50cm程度だが、最大で5mまで水を貯めることができるとのこと)
 駅の南側は越谷南高校が見えるだけで、あとは大規模な造成工事がおこなわれている。調整池・南池はこれから造られるのだろうか。


越谷レイクタウン駅 : 都市再生機構(日本住宅公団と宅地開発公団が統合)と越谷市で事業費を折半して、南越谷駅と吉川駅の間に誕生した新駅。武蔵浦和駅で埼京線に乗り継ぐと新宿駅まで最短で41分で結ばれる。

見田方(みたかた)遺跡公園 : 昭和40年代初めの発掘調査により古墳時代後期(6世紀後半)の住居跡であることが判明した。漁労に使っていたとみられる道具や糸を紡ぐための道具なども出土。出土した遺物は越谷市立図書館の1階ロビーに展示されている。住宅跡の遺構はこの公園の下に保存されている。

このあたりは昭和29年まで大相模村(おおさがみ むら)といった。調整池・北池の広さは39、5ヘクタール。
・総貯水量は39、5ヘクタール×5m=1,975,000立方m=約200万立方m。
・有効貯水量は39、5ヘクタール×(5-1、5)m=1,382,500立方m=約140万立方m。
なお、元荒川と調整池を結ぶ導水路は平成25年度(2013)の完成予定なので、当面は雨水を貯めるだけにとどまる。

その昔、群馬県水上を源流とする利根川は氾濫を繰り返し坂東太郎の異名を持つ暴れん坊。もう一つの秩父を源流とする荒川も名前の通り荒れる川。この激しい2つの川は埼玉県北東部で合流していた。
徳川幕府は江戸時代初期から治水事業に乗り出し、利根川は東に移し銚子沖へ、荒川は熊谷付近で向きを南に変えて指扇付近で入間川に付け替えられ隅田川として江戸湾に流した。往時の荒川の本流が元荒川。

河況係数(River Regime Coefficient) : 河川の最大流量を最小流量で割った値。大陸の大河川は100以下(ナイル川のカイロでは係数8)であるが、それに対して日本の川は概ね千倍も激しやすい。中川と元荒川の合流地点の河況係数は相当高いのだろう。
昭和22年9月、カスリーン台風の大雨で利根川や中川などの堤防が決壊。死者・行方不明1,930名。今後30年で、「2百年に1度」の洪水は14%の確率で起こるという。水害に対する感受性を衰えさせてはならない。『洪水は降雨の段階で逃げられる』 ということだ。

調整池は地表にあるとは限らない。神田川の洪水を防ぐために環状7号線の下50mのところに4、5kmのトンネルを掘っている。トンネルの直径は12、5mというから貯水量は、
3、14×(12、5m÷2)×(12、5m÷2)×4、5km=551,930=約55万立方mの水を蓄えられる。この神田川・環状7号線地下調整池は間もなく完成する。

 この調整池ではカヌーが楽しめるようにし、向こう岸にはビオトープ(biotope)が設けられるという。チビのお尻のあたりは午前中まで降ていた雨の水溜り、決してお漏らしではない、念のため。 
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建設中の大規模複合商業施設

 敷地面積と店舗面積が日本最大級のイオンのショッピングモールが今秋オープンを目指している。入居するテナントは500店舗を超える予定だという(駐車場の収容能力は8千台以上)。写真はA街区で、駅と直結する工事もおこなわれている。湖畔のロケーションを生かしたB街区とは動く歩道でブリッジするという。

 三井アウトレットパーク入間より大きいのかニャ~?

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八条用水

 八条用水は越谷市・しらこばと橋(白小鳩は埼玉県の県鳥)付近から取水して、草加市を通り、そして八潮市・八條まで延びている。通水は田植えの時期に合わせて4月26日から(9月下旬迄)で、勢いよく汲み上げているポンプの音に躍動を感じる。

しらこばと橋 : 元荒川に架かる橋。信号機に「しらこばと橋」と書かれて咄嗟に読み取ることができる人がどれ程いるのだあろうか。
平仮名には柔和な雰囲気が漂うがいかがなものか。読みが難しければ「ふりがな」を振ればいい。白小鳩(しらこばと)橋などとすればよいのでは。そうすれば、これが県鳥に結び付いていく。
危険を「きけん」と書かれていると、「き・け・ん」と読んで始めて危険だと分かる。それでは遅い。
因みに、埼玉県の県花は桜草。桜草公園については平成18年4月30日の チビのお出かけ45 を見てね。

 もう田植えが終わった田圃、田植え中のところ、これからの所。ここいらの田植えは少し早めだニャ~。寂しいのは休耕田。ただ放っておいたら復田できなくなってしまうのではないかと気がかりだ。

♪ 田 植
[作詞] 井上 赳(たけし) [作曲] 中山晋平

揃た(そろた) 出揃た(でそろた)
早苗(さなえ)が 揃た
植えよう 植えましょ
みんなのために
米は宝だ 宝の草を
植えりゃ 黄金の花が咲く
 

復田(ふくでん) : 米作りを止めてしまった田圃(たんぼ)を復活させること。田圃は工場と似ていて、操業休止した工場の機械類の保守点検作業をしておかないと操業開始が困難になるのと同じ。

最近は耕作が放棄される農地が転用される農地を上回り、耕作放棄地は東京都の面積の2倍の40万ヘクタールに達しようとしている。

 八条用水路沿いの桜並木は桜の名所。桜の蕊(しべ)を踏みしめながら歩くこと2km、草加公園に着く。写真、左手の森が草加公園。  

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そうか公園

 草加公園は昭和63年(1988)に開設し、以後順次拡張整備をおこない平成6年(1994)に完成した。広さは18ヘクタール(内、半分は400mトラックなどの運動施設)。修景池は瓢箪(ひょうたん)形をしていて、そのくびれているところに橋が架かっている。
 池には黒くまだらで目の周りは羽毛がなく赤い変わった鴨がいた。原産は南米で野バリケンを家禽(かきん)化したものでバリケンという。


修景池 : 修景とは都市計画や公園建設で自然景観を破壊しないよう整備することなので、草加公園を造るにあたって自然景観に合わせて池を整備したということなのだろう。

(チビの日記!!チビのお出かけ151 )
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by chibi-papa | 2008-05-03 22:13 | チビのお出かけ  

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