東急5000系第1号車(133)19・12・15

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これが青ガエル

 渋谷駅ハチ公前にあるこのモニュメントは昭和29年に超軽量電車5000系として登場し昭和45年まで東横線(渋谷・桜木町間、平成16年に東横線桜木町駅は廃止されみなとみらい線に接続)で活躍した第1号の記念すべき5001号車。お年寄りが懐かしそうに監視員に話かけていた。

 下ぶくれの愛嬌ある車体(モノコック構造)はグリーンに塗装されていたことから蛙を連想させ「青ガエル」というニックネームで親しまれた。やがて、東横線でより軽量化したステンレスカーが主力なってくると「青ガエル」は大井町線に、そして最終期には目蒲線(平成12年に目黒線と多摩川線に分割された)で使用され昭和61年には東急での運用は終った。
 その後は長野電鉄、上田交通、福島交通、岳南鉄道(がくなんてつどう)、熊本電気鉄道に譲渡された。その内、熊本電気鉄道の2両は今でも現役でいるという。

 この5001号車は譲渡先の上田交通で平成5年に廃車となった後、保存のために東急に返却されたもの。歴史的見地からも大切に保存されるべき車両なのに、こともあろうに車体の3分の1が切断され3つあった乗降ドアーが2つになってしまった。さらに台車(台枠や車輪など)も取り外されたダルマさん状態で、野ざらしのまま展示されている。
 監視員によると地下鉄入口の建造物の長さに合わせるため昨年 切断されたという。そのことについて鉄道愛好家から抗議があると言っていた。


東急5000系は昭和29年から昭和34年にかけて105両製造された。

モノコック構造(monocoque body) : 車体とフレーム(frame)が一体化した構造で、断面の形状が丸みを帯びているのが特徴。
当初、航空機用として採用された構造であったが、戦後 航空機開発・製造が禁止されていた時期に航空機製造技術者が鉄道車両に応用し、軽量化車両を実現した。新幹線もモノコック構造。

長野鉄道の長野駅・善光寺下駅の区間2、3kmが昭和56年に地下化された。それに伴って車両を不燃構造にしなければならず、東急5000系の譲渡を受けた。現在は東京メトロ日比谷線の車両を使用しているという。

 渋谷の街は電車と共に歩み発展してきた。まず明治18年(1885)の日本鉄道・品川線の「渋谷停車場」がその発祥で、大正9年(1920)に山手線が通った。明治40年には玉川電車が開通(田園都市線となったのは平成12年)。明治44年に東京市電が青山から渋谷まで延長された。

品川線 : 赤羽ー板橋ー目白ー新宿ー渋谷ー目黒ー品川 
池袋駅の開業は18年後の明治36年(1903)。

 昭和2年(1927)に東横線が山手線に隣接して開業したのが「東急の街」として栄えるきっかけとなった。昭和8年には井ノ頭線が、さらに昭和13年に地下鉄銀座線が開通。昭和53年、地下鉄半蔵門線が開通。商業の集積と共に渋谷駅は有数のターミナル駅になった。
 平成に入ってからも、平成8年(1996)に埼京線が新宿から恵比寿まで延伸開業。平成13年(2001)にはダイヤ改正で湘南新宿ラインが運転開始された。
 さらに来年の平成20年(2008)6月には地下鉄副都心線の開通が予定(東急みなとみらい線との接続は2012年の予定)されている。こうした現在8路線が向きと高さを違えて重なり合っている。それに副都心線が加わったらますます迷宮のようになってしまう。

 
9路線
・山 手 線(1920年)
・東 横 線(1927年)
・井ノ頭線 (1933年)
・銀 座 線(1938年)
・半蔵門線(1978年)
・埼 京 線(1996年)
・田園都市線(2000年)
・湘南新宿ライン(2001年)
・副都心線(2008年予定)

ハチ公のことは平成18年2月のチビのお出かけ35 を見てね。

(チビの日記!!チビのお出かけ133)
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by chibi-papa | 2007-12-15 14:00 | チビのお出かけ  

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