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(71) 18・09・03 山本有三記念館

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秋祭りのお知らせ

 吉祥寺(きちじょうじ)駅から井の頭恩賜公園(いのかしら おんし こうえん)に向かう途中、丸井吉祥寺店の店頭にお神輿(みこし)が展示されていた。間もなく秋祭りなんだな~。
 今年の作柄予想(さくがら よそう)は「やや不良」とのことでちょっと心配だな。カロリーベースの食料自給率が40%、たったの40%だよ、なんとも心細いな。秋祭りシーズンに豊年満作(ほうねん まんさく、作物が良く実って収穫が多いこと)を感謝するとともに食料自給率について少しは考えよう!

 さらに、環境にやさしい食生活のためには、近くでとれたものを食べるという地産地消を推進していこう!それに病気にならないための食生活を心がけよう!


地産地消(ちさん ちしょう) : 地元生産・地元消費を略した言葉で、食への安全志向の高まりとともに消費者と生産者の相互理解を深める取り組みとして注目されている。

新谷弘実(しんや ひろみ)著 『病気にならない生き方』 (サンマーク出版)に次のようなことが書かれている。
① 牛乳やヨーグルトなどの乳製品はできるだけとらないこと。それでも牛乳を飲みたい場合は低温殺菌の牛乳にする。なにも無理して飲むことはない。
② マーガリンが家にあったら、すぐに捨てなさい。マーガリンほど体に悪い油はない。
③ ショートニング(shortning)も体に悪い油。市販のクッキー、スナック類、ファーストフードのフライドポテトなどには沢山のショートニングが使われている。
④ 植物油は溶剤抽出法(ようざい ちゅうしゅつほう)によって作られているので体によくない。
⑤ 天麩羅や揚げ物は避ける。どうしてもという人はせめて回数を減らす。
⑥ 水分は水でとる。なりたけ日本茶などで水分をとろうとしない。
⑦ 肉より魚を。
⑧ 白米より胚芽米を。
⑨ 農薬を使わずに育てた遺伝子組み換え作物の方がよいのでは(この指摘は新谷医師の間違いだと思う)。それほど農薬の危険は大きいということ。 などなど。

牛乳 : 雪印集団食中毒事件および雪印牛肉偽装事件により平成14年、雪印乳業は解散に追い込まれた。これで低温殺菌の牛乳が主流になるのではと期待したが、ダメだった。依然として高温殺菌の牛乳が主流になっているのにはガッカリ。森永ヒ素ミルク中毒事件(昭和30年)のトラウマで、乳業業界は未だ高温殺菌の牛乳にしがみ付いているようだ。牛乳は嗜好品としても落第だ!と言うより牛乳それ自体が体に悪い。骨粗鬆症の予防にはマグネシウムを採るべきで牛乳を飲んではいけない。

マーガリン(margarine、人造バター) : アメリカでは心臓病協会推薦の「トランス脂肪酸なし(Transfat free)」という新しいマーガリンが出回り始めたが、残念ながら我が国ではまだ発売されていない。

トランス脂肪酸 : 油を水素化して硬化油にする際に、副産物としてトランス脂肪酸がつくられる。トランス脂肪酸は狭心症や認知症の原因となる。元の油が動物性なのか植物性なのかが問題なのではない、油の水素化(ニッケル触媒による水素添加反応)が原因なのである。

フライドポテト(french fried potato) : アメリカではマクドナルドがフライドポテトなどに使う油を健康に配慮した新タイプに切り替えると発表しながら実施が遅れ、そのことを公表しなかったために訴訟を起こされた。そして和解金9億円で決着。日本にあるマクドナルドはどうなっているのだろう?

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小鳥の森

 井の頭恩賜公園の西園の玉川上水に沿った区域には小鳥たちの森がある。井の頭恩賜公園は武蔵野市と三鷹市にまたがる38万㎡(11万5千坪)の都立公園で、ここは三鷹市側に位置する。

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路傍の石
 
 玉川上水を三鷹駅に向かって行くと西園を通り越し、「風の散歩道」になる。しばらく行くと左手に山本有三記念館があり、門の前に岩が置いてある。
 案内板によると、小説 『路傍の石』 執筆当時の昭和12年、山本有三(やまもと ゆうぞう)は中野旧陸軍電信隊付近の道端でこの大きな石を見つけて裏庭に運び込んだと伝えられている(昭和33年に今のこの位置に移された)。そして、この石は作品の名に因みいつしか『路傍の石』と呼ばれるようになったとある。


 道端(=路傍、ろぼう)にこんなに大きな石(岩)が落ちているとは考えられない。そしてそれを家に持って来てしまうというのも信じられない行動だな。岩のような石を路傍の石と捉える感覚が分からない。路傍の石って道端に転がっているような小石だと思っていた。
 この岩を路傍の石だというのはたぶん後からの作り話だろう。このような案内板は小説『路傍の石』にそぐわない。


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山本有三記念館・北側外観

 山本有三(本名・山本勇造)は明治20年現在の栃木市に生まれる。69歳の時(昭和31年)にこの建物と土地を東京都に寄付、現在は財団法人三鷹市芸術文化振興財団の三鷹市山本有三記念館として無料で公開されている。
 この2階建て英国風の洋館(延床面積451㎡)を昭和11年に建て、ここで小説 『路傍の石』、戯曲 『米百俵』 などを執筆したが、10年しか住まないうちにアメリカ軍に接収されてしまった(昭和21年から昭和26年までの5年間)
 戦後は政治家として「文化財保護法」などの法案制定に尽力し、その後は古代史の研究のため古跡探訪の旅を続けたという。享年86。

 玉川上水沿いの「風の散歩道」をもう暫(しばら)く行くと作家・太宰治(だざい おさむ、1909年6月19日~1948年6月13日)のプレート碑がある(近くには故郷の北津軽郡金木町産、玉鹿石が太宰を偲ぶ無銘碑として置かれている)。昭和23年、愛人と共に玉川上水に身を投げて心中したのはこの辺り。当時は水量が多く流れも急だったので1,300メートルも流されていた。発見されたのは6日後の19日。その日は30歳になる誕生日だった。日差しが強い。


小説 『路傍の石』 : 没落士族の子として生まれた主人公・愛川吾一の少年期から青年期にかけての成長を描いた未完の名作。
吾一は高等小学校で級長だったが、家が貧しく中学進学を断念、呉服屋に奉公に出されてしまう。勉強したい一心で奉公先から逃亡して東京行きの汽車に乗る。向学心に燃える吾一とその行く手を阻(はば)む大人たちの理不尽(りふじん)・・・紆余曲折(うよきょくせつ)を経ながら人間として成長していく姿が描かれている。

戯曲 『米百俵』 : 平成13年、小泉首相の所信表明演説で一躍全国的に有名(米百俵は平成13年の流行語大賞)になった。
戊辰戦争(ぼしんせんそう、明治2年)で焼け野原になった越後・長岡城下に支藩の三根山藩から見舞いとして百俵の米(6トン)が贈られた。しかし、長岡藩の大参事・小林虎三郎は「この米を皆に配っても一人五合程度、だったらこの米を元手に学校を創り明日の長岡のために使おうではないか」と提案。 『今の困窮に耐え、人材の養成が第一』 との主張は多くの人に感動を与えた。

 (チビの日記!!チビのお出かけ 71)
・・・ロハス的な生活を心がけていきたい・・・

by chibi-papa | 2006-09-03 16:04 | チビのお出かけ  

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