東大前~上野広小路 (46) 18・05・01

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根津神社・楼門

 スタート:地下鉄南北線・東大前駅

 根津神社では恒例の つつじまつり が4月8日から5月5日まで開催されている。ツツジとサツキはどう違うのかと言うと・・・、
 サツキもツツジ科でサツキツツジを省略してサツキと言われていて、サツキは新しい枝葉を伸ばしてから花を咲かせるので、ツツジが咲き終わる5月10日頃から開花する。このように皐月(5月)に咲くからサツキと名付けられたんだ。
 それから、ツツジより葉っぱが小さくて固いのがサツキだニャ~。


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根津神社・ツツジ苑

 離れて見るツツジはとても綺麗!ツツジは漢字で躑躅と書く。どうしてこういう字なんだろう?
 それはね、羊が毒のあるツツジ(蓮華ツツジ)を誤って食べたところ、足踏みしてもがき苦しんだという。このような状態をチャイナでは躑躅(テキチョク)と書く。それが日本に伝わったんだ(躑は足踏みする、躅も踏むの意)。それにしてもすごい意味の漢字がツツジに付けられちゃったね。


馬酔木(アシビ、アセビ)も躑躅科で、やはり葉には有毒物質がある。葉を食べた馬は足が痺れるという。足(あし)ぷらす(しび)アシビ

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根津神社・楼門からつつじ苑を見る

 ここから見るツツジも綺麗!では、この花は何でツツジと名付けられたのかと言うと、花弁の元が筒状になっている。このことからツツジの花の形は筒咲き、筒咲きがツツジになったんだニャ。

1706年に権現社が現在地に遷座(せんざ)されて300年が経つ。今年の9月に御遷座300年大祭がおこなわれる。

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大名時計博物館

 勝山藩・下屋敷跡とあるが勝山藩は越前勝山藩、安房勝山藩、美作勝山藩の三藩あるけど、家紋などからすると美作(みまさかの国・岡山県)勝山藩のようだね。
 そこに大名時計博物館があり、陶芸家故上口愚朗氏のコレクションが保存されている。そこの大名時計は24時間定時法ではなく、日本独特の不定時法による時計が展示されている。


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岡倉天心記念公園・六角堂

 ここには日本美術院(明治31年に岡倉天心が中心になって創設)や岡倉天心の旧居があったという。六角堂には金色の天心坐像が安置されている。

岡倉天心(おかくら てんしん、1863・△5~1913・大正2) : 明治期の美術家、美術史家、美術評論家、美術教育者。この時代、極端な欧化政策、神道国教化を図り神道と仏教を分離する政策により、結果的に仏教排斥となった。排仏毀釈によって次々と破壊されていく仏像を救おうと立ち上がり、仏像修理を手がけ、文化財保護の礎を築いた。昭和42年(1967)に日本美術院の跡地を公園とした。

天心が発案した「現状維持修理」は、古美術保存の適切な方法として現在でも採用されている。

天心の教え子(新日本画の旗手たち) : 師の志を引き継いだ横山大観、若い頃から頭角を現した下村観山、夭折した俊英菱田春草(ひしだ しゅんそう)優れた色彩家の木村武山

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「夕やけだんだん」から見た谷中銀座商店街

 日暮里は江戸時代「ひぐらしの里」といわれ夕焼けの綺麗なところとして有名だったこともあって、谷中銀座商店街へ至る階段を「夕やけだんだん」と一般公募で名付けられた。「だんだん」は「段段」で階段を意味している。

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朝倉彫塑館(アサクラ チョウソカン)

 朝倉文夫自ら設計したアトリエ(黒塗りの鉄筋コンクリート造り)と住居(数奇屋造り)が台東区に寄贈され、昭和61年彫塑館として公開された。
 代表作品の一つに上野駅構内の「翼の像」がある。これは上野駅開設70周年・特急はつかり運転開始記念として作られた。それに、早稲田大学の大隈重信の銅像もそうだね。
 アッ!建物の上に誰かがいる!
 あれは朝倉文夫のお孫さん像だって。それから、池袋の東京芸術劇場前にある「マリとシェリー」の像の作者・朝倉響子は朝倉文夫の娘さんなんだよ
チビのお出かけ17 を見てね)。


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天王寺五重塔跡

 1644年(第3代将軍家光の頃)に最初の五重塔が完成したが、1772年(第10代家治の頃)の目黒行人坂の大火(明和大火ともいう、死者2万人を出すという大火災)で焼失してしまった。その19年後に再建された五重塔は幸田露伴(コウダ ロハン)の小説「五重塔」のモデルとして知られている。総欅造りで高さは34m。
 その後は震災、戦災にもあわなかったが、昭和32年放火心中事件により焼失してしまった。今は花崗岩の礎石が残るのみ。


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灯ともし頃の上野公園

パパ:上野公園に灯ともし頃、夕暮れダンダン。
チビ:このダンダンは段段でなくて「徐々に」の意味だよね。待てよ、dang dangかな?
パパ:dang dangは不満や罵りの意味だよ。
チビ:「くそっ!もう夕暮れになっちゃった」だから、夕暮れdang dangでいいのら!

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石川啄木歌碑

古里の 訛り懐かし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく (石川啄木)

 この歌から、啄木(タクボク)が東北から上京した時、上野駅で東北訛り(rural accent)を聞いて、故郷を懐かしんでいる様子が窺がえるニャ。

 啄木の啄は「ツイばむ」と読む。木を啄ばむ(突いて木に穴を開ける)鳥は、そうキツツキ。ついでに正岡子規の子規はホトトギス。松尾芭蕉の芭蕉はバナナだから、
 石川キツツキ正岡ホトトギスそれに松尾バナナ。みなさん面白いペンネームを考えたね。現代でも小説家に吉本ばなながいるね


 ゴール:地下鉄銀座線・上野広小路駅

(チビの日記!!チビのお出かけ 46)
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by chibi-papa | 2006-05-01 20:31 | チビのお出かけ  

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