戦没動物の慰霊 24・08・15

e0031605_2332269.jpg
靖国神社 大鳥居

徴発で 召集された 馬や犬 霊を見守る 梟と吾(チビ)

徴発(ちょうはつ) : 軍需物資を国民から強制的に集めること。
(フクロウ) : 動物の霊を見守ってくれる象徴。

 ボクは動物を代表して、戦場で散った軍犬・軍馬などを慰霊しに千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れた。その足で、靖国神社の大鳥居を潜った。

駆り出され 動物たちも 戦場に 戻れた数は ただ一二のみ (チビ)

100万頭の軍馬が再び故国に戻れたのはほんの僅か。運よく内地に戻っても、食肉業者に一括払い下げ。
軍馬甲功賞を受賞した勝山号は奇跡的に昭和20年10月17日、岩手県江刺の飼い主の許に帰郷できた(2年後、戦傷が原因で死亡)。無事故郷に戻れた軍馬は、勝山号1頭だけだったかもしれない。

 靖国神社の神門を潜った瞬間、守衛からつまみ出されてしまった。
 千鳥ヶ淵戦没者墓苑では多数のSP、警官らが警備していたが、締め出される雰囲気すらなかった。懇ろに献花。思いは先の大戦で犠牲となった動物への慰霊である。
 摘み出された後、大鳥居の所に戻って、そこで深く哀悼の意を表す。軍犬・軍馬・軍鳩(ぐんきゅう)。それに動物園で殺処分された象や豹。サーカスの虎や熊たちよ、どうか安らかに。どうか安らかに。


慰霊には 人あらずんば来るでない 万物の長とはこんなもの (チビ)

上野動物園に対しては、都長官から戦時猛獣処分命令が下された。猶予期間は1ヶ月。それは全国の動物園に広がっていった。また飼料不足も重なり、多数の飼育動物が死んでいった。
気性の穏やかなインド象のトンキーは絶食開始から30日後の昭和18年9月21日、力尽きついに大きな体が崩れ落ちた。
・象(ゾウ) : 毒餌を吐き出してしまうので、餓死させる。
・豹(ヒョウ): 毒餌を食べようともしないので、ワイヤーで絞殺。
・月輪熊(ツキノワグマ) : 薬殺。
・黒熊(クロクマ) : 投薬のうえ槍で刺殺。
・ニシキ蛇 : 生餌しか食べないので薬殺不能、刃物で頭部切断。
都長官 : 昭和18年から22年までの東京都の首長(官選)。昭和22年5月からは選挙による東京都知事が首長となる。
サーカス団に対しては、警視庁から猛獣類処分命令が下された。猶予期間1週間。
[PR]

by chibi-papa | 2012-08-15 23:00 | チビのお出かけ  

<< 平成24年(2012) INDEX 磯野家の人々 24・08・13 >>