梅屋敷公園24・03・24
2012年 03月 24日
梅屋敷ってちょっと変わった駅名だニャ~。お化け屋敷に幽霊屋敷、武家屋敷に代官屋敷、ゴミ屋敷に花屋敷、それに梅屋敷か。屋敷にもいろいろある。うちは違うけど猫屋敷というのもある。近くに聖跡蒲田梅屋敷公園があることから名付けられた駅名なんだニャ。
※ 30万種もあるという苗字の中には「猫屋敷」という珍しい苗字(岩手県発祥)がある。
梅屋敷駅は品川→北品川→新馬場→青物横丁→鮫洲→立会川→大森海岸→平和島→大森町の次で、京急蒲田の一つ手前の駅。高架工事中で、現在は下り線ホームは地上駅で、上り線ホームは高架駅になっているが、2年後の完成を目指している。
「汽笛一声新橋を~」 で始まる ♪ 鉄道唱歌の4番は 「梅に名を得し大森を~」 とある。梅屋敷のことが歌に折り込まれている。
第11代将軍・徳川家斉の治世の頃、「蒲田の梅屋敷」といわれて江戸の名所だった。広重の浮世絵(「名所江戸百景27.蒲田の梅園)にも描かれている。
現在の正式名称は聖跡蒲田梅屋敷公園という。聖跡とか聖蹟(共にせいせきと読む)というのは天皇陛下が行幸(ぎょうこう)した場所を指していて、「明治天皇行幸所蒲田梅屋敷」の碑がある。明治天皇は何度もここを訪れたという。
『 寒過ぎて 今年の梅に 逢いに行く 』 (チビ)
この公園は京浜急行電鉄の線路と第一京浜国道に挟まれていて、京急の開通それに国道の拡幅で、徐々に公園は削られ続けてきた。今また、京急の連続立体交差化事業のためヤードとして公園の一部が使用されている(高架工事終了後には復元される予定)。
第一京浜国道がさらに拡幅されることになっていて、そうなると公園の半分が削られてしまう。拡幅工事は880メートル手前までに迫ってきている。
『 行く末や 細る梅観る 梅屋敷 』 (チビ)
薭田(ひえだ)神社の薭には艹(草冠)が付いている。江戸後期の1800年に氏子により寄進されたこの花崗岩製の鳥居はつり合いが良く、安定した姿で美しい(大田区指定文化財)。かなり古い格式を持つ郷社のようだ。
社伝によれば飛鳥時代の709年にまで遡れるというが。明治元年(1868年)、神仏分離令により隣接する栄林寺と分離した。
社殿の右の狛犬の脇に紅梅(こうばい、音読み)。左には白梅(しらうめ、訓読み)。白梅の方には鶯(春告鳥)が1羽、2羽・・・5羽も。驚かさないようにそっと見る。神社の鶯、時は来たと声をたてて唄ってる。春本番。
梅に鶯とは良く言ったものだ、絵になるニャ~。狛犬に猫。これも絵になるかニャ?
『 紅白に 梅満開の 温かさ 』 (チビ)
by chibi-papa | 2012-03-24 15:11 | チビのお出かけ