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逗子から鎌倉へ 23・5・8 

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地震を感じたら、海岸から直ぐ避難

 □ 東日本大震災の教訓は、大地震に遭(あ)ったら、まず津波を連想すること。そして直ぐに 「遠くにでなく、高い所」 に避難だニャ。それにしても津波の威力といい破壊力は物凄いね。それなのに何で逃げ遅れる人がいるのかニャ~。

 ■ それはね、猫と違って人間には安心して生きるために、心の中に 『あそび』 の部分があるんだ。つまり、ある範囲までの異常は異常と感じず、正常の範囲内と受け止めてしまうんだ。その 『あそび』 が心の中にあることが、非常時に危機感を鈍らせてしまうんだ。
 それに、自分だけが飛び出して何もなかったら恥をかくという思いがさらに避難を遅らせる原因なんだ。


 □ 非常時には恥とか言っていないで、躊躇(ためら)わず素早く自主的に行動することが何より大切ということだニャ~。 いざとなったらボクが先導するからね。

 ■ 別の言い方をすると、自然災害、火事、事故、事件などといった何らかの被害が予想される状況下にあっても “危険な状況ではないと思いこむ心理” 即ち正常性バイアス(Normalcy bias)が働いてしまうんだ。さらに同調バイアスといって、大勢の人がいると、とりあえず周りにあわせようとする心理が働いてしまうんだ。

 □ ボクには全く理解できニャイニャ~。

 ■ もし、パパが正常性バイアスや同調バイアスに陥ってしまったら、先導 よろしく頼むよ。

 □ 了解!了解!その時はボクに任せといて!

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浪子不動ハイキングコース

大地震による鎌倉に押し寄せる大津波の高さは、約9メートルと予想されている。

 □ 逗子海岸の浪子不動から今、登ってきたとこだニャ。あぁ、しんど。

 ■ ねぇ、振り向いてごらんよ。海が見えるよ。

 □ 案内板が薄くてUターンできないニャ~。
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披露山公園 眼下は逗子海岸

 戦時中はここに海軍の高射砲陣地(高射砲3門と監視所)があった。その高射砲砲座の直径が12mあって、それを利用して展望台、猿舎、円形花壇があり、監視所跡はレストハウスになっている。
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大崎公園 眼下は小坪漁港と地中海風の逗子マリーナ、その向こうは稲村ケ崎

 日本版ビバリーヒルズと呼ばれている披露山庭園住宅の奥の突き出した岬に大崎公園がある。そして、公園中央に兔のモニュメントに刻まれた泉鏡花文学碑がある。

 □ 何で泉鏡花に兔さんなのかニャ~。

 ■ 泉鏡花は1873年(明治6年)生れなんだ。その年の十二支は何かな?

 □ え~と。1873÷12=156・・・1。余り1だから酉年。酉は鳥だから兔と関係ないじゃん。

 ■ では、酉の「向い干支」は何かな?十二支を円に配せば解るでしょ。

 □ え~と。解った。卯だ、兔だ~!

 ■ 「向い干支」の置物などを集めると出世すると云われているだよ。チビの「向い干支」は何かな?

 □ ボクは1996年(平成8年)生れだから、1996÷12=166・・・4、余りが4だから子年。その向い干支は午。ギャ~!お馬さんは嫌いニャ~。

 向い干支と余り
、 丑= 5、 寅=6、 =7、辰=8、巳=9
=10、未=11、申=0、、戌=2、亥=3


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材木座海岸 向こうは逗子マリーナ

 東日本大震災の津波で被災した遺体が鎌倉で上がったというけれど、どうしてここまで流れ着いたのかニャ~。
 福島第一原発から海へ流れ出た高濃度の放射性物質(死の灰)を含む汚染水は、千島海流に乗って南下して来るけど、南からの黒潮とが犬吠﨑でぶつかって、太平洋へ流れを変える。でも、なかには鎌倉辺りまで来ることもあるのかニャ~。潮の流れは意外と複雑なんだな。と言うことは逗子海岸にも、そしてここ材木座海岸にも水に溶けにくいプルトニウムが流れて来る可能性があるということだ。
 プルトニウムは重金属でありかつアルファー線を出す放射性物質(死の灰)なので、肺に入ってしまうと大変なことになる。逗子海岸もそうだったけど、ここもサーファーが多い。サーファーの方は充分気を付けてニャ。


 滑川(なめりがわ)のところで海岸から上がって鎌倉駅に向かう。この滑川を境にこの先は由比ヶ浜となる。

(チビの日記!!チビのお出かけ)

by chibi-papa | 2011-05-08 22:33 | チビのお出かけ  

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