チューリップになったチビ(222) 22・04・18
2010年 04月 18日
渓流広場では西洋芝とチューリップを組み合わせオランダをイメージして植えられている。縁取っている紫青の花はムスカリー。
チューリップは百合科。チューリップの花がターバン(頭巾、ペルシャ語でチュルパン)に似ているというので、この名がついた。花言葉は「華美」。
ムスカリーも百合科。麝香(じゃこう、ギリシャ語でムスク)の香りがすることから名付けられた。でも良く見るとヒヤシンスに似ている。そこでグレープヒヤシンスともいわれている。花言葉は「寛大なる愛」。寛大なる愛に包まれた華美なチューリップ。今見頃だ!
散策路のあちこちにも色とりどりのチューリップが植えられている。新種のチューリップを見つけた。珍種 “ チビ ”と名付ける。花言葉は「お茶目」でどうだ。
紫花菜(むらさきはなな)は油菜科(あぶらなか)。同じ油菜科の大根の花に似ているというので花大根ともいわれるが、大根の花はもっと白っぽい。それより背丈の高い菫(すみれ)と言ったところかニャ~。
地を這うようにして咲く芝桜。まるで絨毯を敷き詰めたようだニャ~。春に桜に似た花が咲き、それ以外の時期は葉が芝生のように美しいことから、名付けられた。花詰草ともいわれる。花忍科(はなしのぶか)。
桜の花は葉っぱが出る前に一斉に咲き、散る時はハラハラと風に乗って、まさに絵になる。散る桜、残る桜も散る桜。
花が散ると雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)が残る。これが桜蕊(さくらしべ)で、うす~い桃色の花弁(はなびら)と違い淡い紅色をしている。そして若葉が出てくる。それが同時に見られる。桜花と桜蕊と葉桜、お~!なんと美しいことよ。
ところで、桜は何と薔薇科。桜も薔薇も美しいが同じの科だと言われてもニャ~。第一、桜には薔薇のような棘(とげ)がないじゃないか。
下野草(しもつけそう)も梨も苺も薔薇科。当然、薔薇は薔薇科。下位の亜科まで降りないと実際と結びつかないニャ。
薔薇科は4つの亜科(あか)に分かれる。
・桜 亜 科 ・・・桜、桃、梅、杏子(あんず)など
・薔薇亜科・・・薔薇、苺など
・下野亜科・・・下野草、雪柳(ゆきやなぎ)など
・梨 亜 科 ・・・梨、林檎(りんご)、枇杷(びわ)など
薔薇と苺が同じ亜科とは、何だかニャ~。
by chibi-papa | 2010-04-18 17:53 | チビのお出かけ