(191) 21・04・26 孔子祭

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大成殿(孔子廟)

 第5代将軍・徳川綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年(1690)湯島の地に聖堂を創建して上野忍ヶ岡の林羅山邸にあった孔子廟をここに移した。その百年後の寛政9年(1797)には幕府直轄の学校として、ここに昌平坂学問所(昌平校)を開設した。
 大正11年に国の史跡に指定されたが、翌12年(1923)の関東大震災で入徳門と水屋を残し全てを焼失してしまった。そして、昭和10年(1935)鉄筋コンクリート造りで再建した。


林羅山(はやし らざん、1583~1657) : 江戸時代初期の儒学者(朱子学派)。第2代将軍・徳川秀忠に講書(書物の内容を講義すること)をおこなった。第3代将軍・徳川家光の侍講(じこう、君主に仕えて学問を講義する役)となり、寛永12年(1635)には武家諸法度の起草にあたった。

入徳門は漆塗工事がおこなわれたばかりで、被(かぶ)れるといけないということで潜(くぐ)れなかった。

平成18年6月24日の チビのお出かけ 58 「二つの聖堂」も見てね。

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孔子祭

 湯島聖堂では毎年4月の第4日曜日に孔子祭をおこなっている。孔子祭にはお酒、生鯉、野菜などをお供えして孔子とその学問を顕彰している。
 神田神社神官による清めの儀礼のあと、奏楽と共に開扉がおこなわれる。そしてお供え物をしてから、田部井文雄元千葉大学教授による経典講義がおこなわれた。


湯島聖堂での孔子祭は途中、明治維新で途絶えたものの、元禄4年(1691)からおこなわれている。
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by chibi-papa | 2009-04-26 21:11 | チビのお出かけ  

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